チャンティング用のビーズが御必要な方はISKCON大阪センター売店にて頒布しております。

チャンティングの方法

①準備

・チャンティングを行う部屋は清潔且つ集中を削ぐようなものは置かないようにしましょう。

・クリシュナの絵が有れば掲げて、インセンスを焚くと良いでしょう。

・椅子や座布団に座り呼吸を整え、落ち着いた環境を作りましょう。

・ビーズとバッグにカウンタビーズを用意します。カウンタービーズはバッグの紐の根元に輪っかが有りますので、珠を16個と4個に分けて括りつけます。

②詠唱

・バッグの大きな穴から手を入れ、不浄指とされる人差し指を小さな穴から出します。

・詠唱を始める前にパンチャタットヴァマントラ

「ジャヤ・シュリークリシュナ・チャイタンニャ・プラブニッチャーナンダ・シュリーアドヴァイタ・ガダーダラ・シュリーヴァーサーディ・ゴウラバクタヴリンダ」

 

śrī-kṛṣṇa-caitanya prabhu-nityānanda
śrī-advaita gadādhara śrīvāsādi-gaura-bhakta-vṛnda

 

を称えます。

 

・ハレークリシュナマハーマントラ

「ハレークリシュナ・ハレークリシュナ・クリシュナ・クリシュナ・ハレー・ハレー・ハレーラーマ・ハレーラーマ・ラーマ・ラーマ・ハレー・ハレー」

 

hare kṛṣṇa hare kṛṣṇa kṛṣṇa kṛṣṇa hare hare
hare rāma hare rāma rāma rāma hare hare

 

を一回称えるたびに、バッグの中では親指と中指で親玉の次の球から一つ繰って行きます。

・ビーズは1周108珠有ります。

・1周ハレークリシュナマハーマントラを称えると、再度1回パンチャタットヴァマントラを称えます。

・1周チャンティングを終えると、カウンタービーズを1珠下に下ろします。

・1周称えたら親玉を超えずに、再度今繰っていた珠を戻っていきます。

・これをずっと繰り返して行き、カウンタービーズの珠が全て下に降りると16周が終了です。

③心構え

・最初は16周以上称えることが出来なくても結構です。ハレークリシュナマハーマントラを称えようとすること自体が尊い行為です。出来得る限りで結構です。

・早く称える必要はありません。最初はゆっくり正確に称えることを心がけて下さい。

・何より重要なのは継続することです。継続し集中して称え続けていくとその先に深い味わいのあるチャンティングが待っています。あきらめず頑張って下さい。

・集中して称えて疲れたときは屋外で歩きながらチャンティングするのも良いでしょう。これをジャパウォーク(梵:Cankramana 経行・ひんきん)と言います。

・仕事や事情でビーズを使ったチャンティングが出来ない人は、カウンターを使ってチャンティングされている方も居られます。やはりビーズでのチャンティングの方が集中できるようです。休みの日などはビーズでチャンティングするのも一つの手段です。

④注意

・ビーズは大事な法具です。非礼の無いように心がけましょう。

・地面に直接置いてはいけません。トイレなどにも持ち込んではいけません。

・トゥラシー聖樹は樹と言っていますが実際は草木です。丈夫なものではなくすぐにひびが入ったりします。ひび割れを防ぐ為に辛子油に漬けるなどの処置をしておきましょう。詳しくは献身者に聞いて下さい。

・ビーズの紐が切れてしまうことがあります。その場合珠を無くさない様に保管しセンターに相談するか、京都などの数珠屋さんに相談しましょう。